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2. 何も無かったことに・・・

taikenki.png「試してみました!」というテーマで、気になるハードウェアやツールなどの試用体験記を、
お知らせしていこう、という試みのコーナーです。どうにか第二弾です(汗)・・・

 

何も無かったことに…

第二弾は、「 Thin Client(シンクライアント) 」絡みのツールで、「Deep Freeze」なるものです。

deep freeze.jpg
シンクライアントの説明は割愛させていただきますが、今回取り上げるテーマは、パソコンのシステムもアプリケーションもデータも設定も完全無欠で1バイトまで「元通り」にしてくれる、という優れものです。本来の前提と言いますか、用途はいわゆるサーバベースコンピューティング環境、つまり前述のシンクライアント的な環境向けのものです。従って、通常の環境下で利用しようとした場合には、笑えない“オチ”になってしまいますが、それは後半でお知らせします。

このツールの導入によって、どんな環境下のPCが救われるか?あるいは、恩恵を受けるのは誰か?言い換えますと、どんな環境に向くツールなのか? ズバリ不特定多数の人が触るPC、あるいは特定用途にのみ使用しているクライアントパソコンに何らかの理由(ハードウェアの不具合は対象外ですが)で障害が発生した際に、リブート一発で元通り!、まさに「何も無かったことに」してくれる、という管理者にとっては涙が出るぐらい(ホントか!?)嬉しいツールなのです。

例えば、製造ラインに設置されたPC、入力作業などをパソコンを支給して外注しているケース、特定用途向けに社員に支給したモバイル端末、公共の場やネットカフェ等など、勝手に手を加えて欲しくないクライアントPCなどに設定しておけば、障害対応で振り回されることから開放されるのではないでしょうか。

 

実際にインストールして動作検証(ごく簡単なレベルですが)して見ました。なお、メーカーさんのサイトに、詳細なチュートリアル(動作デモ)がありますので、ご興味がありましたらご覧ください。

 

○ 元のデスクトップ画像

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● ショートカットなど増やしてしまいました・・・

2desktop-kaizou-.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● お気に入りを全部削除してしまった・・・

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● スタートメニューを変えてしまった・・・(基本クラッシックな人間でして・・・汗)

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● メールのアドレス帳も全部削除してしまいました・・・

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○ ここで再起動一発!

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○ ナント~デスクトップは元通り!

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○ お気に入りも完全復活!

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○ スタートメニューもクラッシックな人間向けに(笑)

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○ メールのアドレス帳も元通り!

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という具合に再起動するだけで元の設定状態に戻ることが確認できました。つまり決まったアプリケーションや設定を一切変更して保存することが出来ませんので、ハードウェアの不具合を除いて、障害が発生した際の対処がとても簡単に行えます。しかもenterprise版では、一括でコンソール管理が可能ですので、管理すべきクライアント端末の台数が多い環境であれば、その恩恵は計り知れないものになるのではないでしょうか。

 今回は、とても簡単な検証しか行っていませんが、意図的にウィルスに感染させる、レジストリを書き換えるなど悪質な操作が行われたとしても、元に戻すことが簡単にできます。

なお、導入に際しては、いくつかのお約束事があります。最初にBIOSの設定画面(CMOS)でファーストブートをハードディスクにしておくこと、一部のマザーボードチップセット及びドライバ(IDEデバイスとの組み合わせによる)に対応していないなどがそれに該当します。また、一般的には余り関心が払われていないようですが、複数ユーザが利用するPCでは、CMOS設定にパスワードの保護を行っておくことです。

 

さて、冒頭でお話した“オチ”ですが、通常の環境下でこの[Deep Freeze」を導入し、推奨される“保護モード”にて運用しますと、作成したデータが保存できない、アプリケーションのインストールやセットアップができない、 設定変更した情報は一切残らない、ということになってしまいます。

このツールの本来的な用途からすれば、それが“ウリ”な訳ですが、前提としては、サーバ側でアプリケーションを運用し、データ保存もクライアントPCでなく、サーバ内で完結させるものです。つまり特定のミドルウェア(MetaFrameなど)を併用するサーバベースコンピューティング環境下で、通常のPCをシンクライアント的に運用する際に有効なツールと言う製品です。

しかしながら前述しましたように、用途によっては、通常の環境でも有効に活用できるケースもあり得ますので、自社の環境見直しでお悩みでした、検討の一選択肢としてご一考頂くもの良いかも知れません。

 

それでは!

 

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